旅行日記 その4
【10/4 1日目 屋久島】
屋久島、宮之浦港到着。
結局、船には4時間近く揺られてた計算になります。
でも船酔い全くナシ。すごいよトッピー。
船を降りると、やっぱり空はどんよりしていて、しかも微妙に小雨。なんていうか、強がりな小学生なら傘ささない、くらいの雨足・・・ってよくわかんないけど(笑)。
ジーンケリーなら傘ささないでしょうが(笑)。
僕は傘さしました。
桟橋周辺には、ホテルのお迎えとか、レンタカーの売り子(?)みたいな人達がわらわらと集まって声をかけてくるので、近くを通るのがまったくもってメンドクサイ。宿泊先からのお迎えなんてありえない(そもそも宿泊先は別の港にある)し、超ペーパードライバーの僕にはレンタカーなんてもってのほかなので、一直線に路線バス停留所に向かいました。
次のバスは30分後。
でもまあちょうどいいやってことで、近くにあった観光センターで「登山届」を出すことにしました。
縄文杉を見に行くためには「登山届」の提出が必要です。
屋久島の観光協会とか観光センター、警察署で提出が可能みたいです。屋久島の観光案内本に付いてる場合もあります。
初めは「登山届なんて必要ないだろ」って思ってたんですが、屋久島関連の本やWebサイトを見ると「登山届の提出は絶対だよ」的な発言ばかりでした。郷に入りては郷に従え、ってことで、おとなしく提出。
観光センターのおばちゃんに用紙をもらって、記入、提出。手間がかかるようなことは何にもなかった。
観光センターの外に出ると、いつのまにか路線バスが到着していたので、慌てて乗車。
お客さんは、僕の他は一人だけでした。前方の席に乗車。
すると突然、「兄ちゃん、どこで降りるの?」と運転手さんからお声が。
・・・田舎の運転手さんはちゃんと行き先を聞いてくれるんですよね。すげえ助かる。
一応、
カミヤマレンタカーというところで登山用のレインウェアを借りる予定だったので、降りる場所は確認済。
「カミヤマレンタカーに行きたいので、合庁前だと思う」と告げたところ、「カミヤマレンタカーなら、中央だよ」と運ちゃんは訂正してくれました。
でももう一人の乗客が反論(笑)。「中央じゃなくて磯辺だろ」とかなんとか。しばらく運転手と議論してた(笑)。
・・・う~ん、東京じゃありえない光景だなぁ。
その後、外人の観光客が乗り込んできたんですけど、運転手は臆することなく英語で行き先聞いてた(笑)。
さすが観光都市屋久島。
バスに揺られて数十分。バス停「中央」に到着。
運転手さんにお礼を言って下車(運賃は忘れた)。
んで、
カミヤマレンタカーにて、レインウェアをレンタルしました。1000円。
レンタルだからデザインはアレですけど(笑)、自分でレインウェアを買って持ってくる手間と費用を考えたら、断然レンタルの方がお得です。
雨が微妙に強めになってきたので早々に立ち去ろうとすると、「宿まで送ってあげる」って店のおっちゃんが言ってくれました。ちょっと驚きながらもお言葉に甘えることに。
いや~なんていうか、こういうちょっとしたことで大感激してしまいますわ。たった1000円のレンタルしかしてないのにここまでしてもらえるなんて。
ま、ただ単に暇だった、ってのもあるんでしょうけど(笑)。
宿へ向かう途中、「縄文杉登山口へのバス停はここ」「弁当屋はここ」というふうに、おっちゃんは手取り足取り教えてくれました。
宿に到着し、おっちゃんに心からのお礼を言って下車。
・・・ありがとうおっちゃん。これから屋久島に来たときは絶対に
カミヤマレンタカーでレンタルするよ。
場所的にはちょっと不便だけどね(笑)。
民宿華のやに到着。「民宿」っていうと、どうしても「床がギシギシ鳴る」「畳がダニだらけ」「薄暗い」といったイメージが頭から離れなくなってしまうんですが、予想に反してキレイなところでした。洋風チックな民宿というか。
宿のご主人に挨拶をして、部屋へ。
荷物を下ろし、傘をもって周辺の散歩&登山用の小物買出しに出かけました。
スーパーでチョコ買ったり、海岸散歩したり。
・・・一人旅って寂しいなあって、このとき初めて思ったなあ(笑)。
まあ散歩しただけで特に他には何も起こらず、宿に戻ってひとっぷろ&夕食。
夕食は、いかにも「民宿」って感じでした(けなしてるわけでなく(笑))。
刺身がうまかった。
その後、宿のご主人とマンツーで呑み。
焼酎「三岳」を呑みながら、音楽トーク(主にBEATLES)で盛り上がりました。
「三岳」の印象とかは今度書きます。
明日は縄文杉登山のために朝5:00起き。
焼酎による酔いも手伝って、眠りにつくのにはそんなに時間がかかりませんでした。
【続く】